生理痛からの腰痛女性は、生理期間中や生理前で便秘に悩む方も多いですが、人によっては、ただでさえ生理痛からくる腹痛や腰痛が辛いのに便秘の不快感が重なることは大変です。

これは、女性が持つ特有のホルモン分泌サイクルが影響していると言われています。

女性ホルモンは、脳の下垂体前葉から分泌されるゴナドトロピン(性腺刺激ホルモン)と卵巣から分泌されるエストロゲン(卵胞ホルモン)プロゲステロン(黄体ホルモン)があります。

このように、色々なホルモンが影響する生理期間中の便秘解消や予防法などを紹介致します。

注記:プロゲステロンは、黄体ホルモンの呼称で使われることが多いので、当サイトも黄体ホルモンとして解説致しますします。

生理中のホルモン分泌バランス

seiri02これらホルモン分泌バランスと身体の状態ですが、生理1日目から排卵日までが低温期となり、卵胞が女性ホルモンであるエストロゲンによって作られる期間になります。

そして、排卵が終わった後から次の生理前日までの期間を高温期といい、黄体ホルモンの分泌が盛んになることで、内膜が剥がれないように維持します。

また、黄体ホルモンは水分を溜めこむ作用もあり、その働きで大腸内の水分まで多く吸収してしまい、そのため生理前に身体がむくみやすく感じるのは、黄体ホルモンの影響で、体内に水分が蓄積しやすくなっている状態であるためです。

また、黄体ホルモンは妊娠中の流産や早産を防ぐために子宮の収縮を抑制し、妊娠状態の維持に働くホルモンでもあります。

しかし、子宮収縮を抑制すると働きと同時に大腸の動きも抑制してしまう働きもあるのですが、おなかの赤ちゃんが大きく育ってくると黄体ホルモンは卵巣だけでなく、胎盤からも分泌されて妊娠前と比べて臨月近くでは20倍近くの量に達すると言われます。

そのため、妊婦さんは黄体ホルモンの影響で大腸の水分を失い、硬くなってしまった便が腸内に停滞しがちとなるため、3人中に2人の妊婦さんは慢性的な便秘の悩みを抱えています。

しかし、生理期間中であれば、徐々にエストロゲン分泌の方が優先される低温期となることで、黄体ホルモンの分泌も低下するため、これらの症状は少しずつ改善されてきます。

黄体ホルモンが分泌されてる期間の便秘対策

生理は毎月ほぼ決まった時期にやってくることやピル(経口避妊薬)などの女性ホルモン製剤を服用しない限りはコントロールすることができずに、生理期間中の便秘を完全に解消することは難しいかもしれません。

しかし、生理期間中の便秘がひどくならないよう、普段から事前予防を行なうことはできます。

たとえば、食物繊維を含む物や善玉菌を増やす効果のある食品などをバランス良く摂るように心がけたり、ミネラルウォーターをこまめに飲む習慣をつけることも大切です。

黄体ホルモンで不足しがちな腸内の水分を補給する

便秘解消の水分摂取今まで以上に水分摂取を増やすだけでも、黄体ホルモンの影響による大腸内の水分が減少することの予防することになります。

身体に蓄えてる水分量が多くなると、腸内の便も水分を含んている、排便されやすい状態を維持することができます。

特に、硬水のミネラルウォーターは、カリウムやマグネシウムなどのミネラルが含まれ、便を軟らかく排泄しやすくする作用もあるため、積極的に摂取することをお勧めします。

また、女性は男性に比べて、どうしても腹筋そのものが少ないため排便時に必要な腹圧を十分にかけられないことがあります。

普段から適度な運動を心がけ、腹筋やその周囲の筋肉を鍛えておくことも、生理期間中の便秘をひどくさせないために大切です。

そして、これらの栄養バランスの良い食事・こまめな水分摂取・適度な運動などを行うことは、便秘解消の即効性や予防効果を高める以外にもダイエット効果を期待することができます。

また、下剤などお腹に刺激が強い物でなく、身体に負担がかかることなく、自然な形で善玉菌を増やしていくオリゴ糖食品などであれば、生理痛が酷く食べ物が受付けない状態でも、飲み物に溶かして摂取できるので、生理期間中の便秘解消や予防に利用されるのも良いと思います。

ほかにも、オリゴ糖より手軽に摂取できて腸内の善玉菌を増やしたり天然食物繊維が凝縮された便秘解消サプリメントなどを生理期間中だけ利用して、便秘解消や予防をする方法もあります。



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