オリゴ糖は腸内の環境を整えてくれる糖質としても一般の方に認知されています。
また、善玉菌の一種でも知られて腸内で生きているの働きなど活性化させてくれるので、腸内環境の悪化が原因の便秘解消に役立ちます。
さらに、善玉菌が優勢な健康な腸内環境になると、身体の新陳代謝も促進され、ダイエット効果や美肌効果などの美容面にも、その効果は反映されていきます。
そして、オリゴ糖は食品なので、赤ちゃん、子供、妊婦さん、授乳中のお母さん、高齢者の方も副作用のリスクがなく、便秘解消や腸内の善玉菌（ビフィズス菌）を増やすために摂取することができます。
ビフィズス菌（びふぃずすきん）
「ビフィズス菌は腸内で有害な菌の繁殖を抑え、腸の働きを良くする働きがあります。ビフィズス菌は酸に弱く、経口摂取によって生きたまま腸まで届けることが難しいため、さまざまな研究がなされています。」「腸内に元々存在しているビフィズス菌を増やすためには、その材料となるオリゴ糖などを摂ることが有効とされています。」
オリゴ糖の甘さと便秘解消に使う利用法
オリゴ糖を使った便秘解消法は、摂取しすぎると糖質過多による肥満、血糖値の上昇など心配になられると思いますが、砂糖のカロリーとの置き換えになりますので特に問題はありません。
ただし、善玉菌を増やす効果が高いからと極端に摂りすぎると、おなかがゆるくなりますので、全ての糖質をオリゴ糖で補うのは避けるべきでしょう。
また、オリゴ糖は砂糖に比べてカロリーそのものが低く、甘味も砂糖の1/4程なので甘過ぎずに、さわやかな味わいがあります。
そして、温度を加えても成分変化による効果の低下もないので、コーヒーの甘味料に使用したり料理の調味料としても使用することができるので、摂取量をうまく調節するのがポイントです。
また、粉末は冷たい水などにも溶けやすいことからミネラルウォーターに溶かしたものを摂取したり、赤ちゃんが便秘の時は離乳食や果汁に加えるなど色々な使用方法があります。
一度に飲み過ぎてしまうと、おなかが緩くなったりゴロゴロすることもありますが、これはオリゴ糖に関係なく、どんな食品でも摂取しすぎると身体には良くありません。
適量を摂取する分にはデメリットはなく、善玉菌が増えることでの腸内環境の改善、便秘解消、アレルギー症状の緩和、インフルエンザやノロウィルスへの免疫力強化、肌荒れ防止など数々の良い働きを期待できます。
オリゴ糖の購入や含まれている食品は
ちなみに、オリゴ糖はスーパーでも購入ができ、食品として摂取されたい場合は、こんにゃく、アスパラガス、はちみつ、大豆にも成分として含まれています。
また、手軽に摂取できる食べ物では、にもオリゴ糖が含まれています。
オリゴ糖を使用したお菓子は、砂糖を使用したものよりも、虫歯になりにくいというメリットもあります。
しかし、スーパーなどで販売されているオリゴ糖の純度は30%前後ですが、慢性的な便秘状態が長くて、腸内環境を整える善玉菌を増やそうと思われるなら、
単純計算になりますが、同じ5ｇのオリゴ糖でも、純度が30%と90%を比べれば、腸内の生きたビフィズス菌の養分となり活性化させる量にも、3倍の差があることになります。
オススメするオリゴ糖のタイプと摂取量や摂取法
また、腸内の善玉菌を増やす便秘解消が目的のために飲まれるのなら粉末タイプがオススメで、理由は、1日にスプーン1杯を飲むだけで良いのです。
オリゴ糖の製品によって若干違いはありますが、１日に摂取する量は成人で5～6g、赤ちゃんなど小さな子供の場合は、この半分の2.5～3gの量を摂取することが多いです。
サプリメントで摂取する場合は、かなりの粒数を飲まないといけませんが、オリゴ糖として1日5g程度は摂取することが理想なため、サプリメントよりは粉末のほうが摂り入れやすいのです。
ちなみに、液体タイプは砂糖の変わりに使われることが多いです。
コーヒー・紅茶の甘味料として使えば、適量のオリゴ糖を摂取できるでしょう。
さらに、効果的な摂取方法は、ヨーグルトに混ぜて食べる方法です。
ヨーグルトにはビフィズス菌と同じ善玉菌の仲間であるが含まれていて、腸内に良い食品として知られています。
善玉菌であるビフィズス菌や乳酸菌を増やす効果の高い食品との相乗作用にも期待ができるので、朝の忙しい時の朝食としてもオススメです。
ほかにも、ミネラルウォーターにオリゴ糖を溶かして摂取する方法などは、どうしても食べ物を受付けない生理中の便秘解消法や、つわりが酷い妊娠初期の便秘解消法としても応用できます。
また、ダイエットをすると便秘になる方なども、適度な運動後の水分摂取をオリゴ糖を溶かしたミネラルウォーターにすれば、便秘解消や予防には欠かせない、腸内の水分増加と善玉菌増加を行なうことができます。
