赤ちゃんに授乳出産後の女性の身体の悩みで多いのが便秘です。

特に、母乳を与えているお母さんに多い悩みの1つでもあります。

母乳が出るのは、出産と同時に脳の下垂体から、乳汁を産生するプロラクチンと射乳させるオキシトシンというホルモンの分泌が活発になるためです。

多くの女性は、出産して退院する頃には、母乳の分泌が多くなったことを実感できます。

また、母乳を与えるお母さんが慢性的な便秘だと、母乳の元となってる血液に大腸内で発生した腐敗ガスの成分などが溶け込んで、母乳の質が下がってしまいます。

これら母乳の質が下がることを防ぐためにも出産後の授乳中に慢性便秘になってるお母さんは、赤ちゃんのためにもシッカリと便秘解消や予防に取組まれてください。

血液内の水分不足による影響

母乳は、母体の血液から作られています。

そのため、母乳育児をしているお母さんの多くは、頻繁に喉の渇きを感じます。

この喉の渇きの原因は、血液中に含まれている水分が母乳を作るために多く使用されてしまい、自分自身に必要な水分が不足してしまうために起こります。

また、お母さんの血液中からは水分だけでなく、ビタミンやミネラルといった赤ちゃんに大切な栄養素も母乳へ移行していきます。

そのため、お母さんは出産後の授乳中は、水分やミネラル等が不足し便秘になってしまいます。

そして、体内に必要とする水分量が不足すると、大腸に残っている便から水分を吸収し続けて、その結果、水分が少なくて硬くなってしまった便は、排出されにくく便秘になってしまいます。

成人女性が1日に必要な水分量は平均で1~2リットルと言われていますが、授乳中のお母さんはそれ以上(3~4リットル)に水分を摂取する必要があります。

また、お母さんの水分摂取量が少ないと、慢性的な便秘になりやすいという問題だけではなく、母乳の出が悪くなったり、乳腺内の母乳つまりなど起こしやすいという問題にも発展するので、出産後の便秘解消や予防のためだけでなく、水分摂取は重要になってきます。

不規則な生活習慣とストレスの影響

出産後の赤ちゃんとお母さん出産後の生活サイクルは、2時間間隔の授乳やオムツ交換など赤ちゃん中心の状態で、今までのように、まとまった睡眠時間を摂ることが難しくなります。

また、赤ちゃんが生まれて最初の頃は、赤ちゃんがどんな理由で泣いてるのか分からずに、必要以上に心配して色々な不安や緊張感を抱えてしまいます。

ほかにも、妊娠中に大量に分泌されていた黄体ホルモンが、出産後、急に減少してしまうことの影響で自律神経がバランスを崩し、マタニィティーブルー(産後うつ)になる方もいます。

その結果、睡眠不足や色々な心配事が重なってしまうと、精神的なストレスが溜まってしまい、痙攣(けいれん)性便秘になることもあります。

このような、出産後のストレスが原因で便秘になることを予防するためには、お母さん1人だけで悩みを抱えずに、旦那さんや近所に住まわれてるなら、ご両親(お爺ちゃん・お婆ちゃん)など信頼できる身内に協力を求めて、たまには、お母さんも休息することが大切です。

運動不足による影響

出産後の便秘の原因として、運動不足による筋力低下も挙げられます。

それは、妊娠期間中にあまり身体が動かせなくて、大腸が排便をさせる蠕動(ぜんどう)運動の筋力まで低下した、弛緩(しかん)性便秘です。

妊娠後期になるとお腹が大きくなって動くこと自体が大変になり、産後は育児に追われて疲労が溜まりやすく、運動する機会を得ることが難しい状況です。

出産後にストレッチをする女性そして、出産による骨盤底筋のダメージと産前産後の運動不足などで身体全体の筋力は低下しがちです。

軽いウォーキングか自宅できる簡単なストレッチなど取入れ、身体を意識的に動かす機会を持つことも大切です。

そして、適度に身体を動かす運動の効果は、育児で短くなる睡眠時間でも熟睡できる効果やストレスを発散させる効果にも繋がります。

ここで、出産前の体型に戻そうと、無理な食事制限や運動による産後ダイエットなど行なうと、栄養不足で母乳の質が低下してしまうので注意してください。

出産後(授乳中)の負担にならない便秘解消方は?

普段なら下剤を服用すれば、一時的に便秘は解消されますが下剤の成分が母乳に干渉することがあるので服用できません。

生まれて間もない赤ちゃんの育児で大変だとは思いますが、充分な水分摂取とストレスの発散、食生活の改善や運動で便秘の予防や改善に努めることが大切です。

しかし、この中で最も効果が高く手間が掛からないのが、こまめな水分摂取と食生活の改善で、これらは母乳を作る効果や母乳そのものの質を高めることにも直結します。

食べ物では、おなかの老廃物を絡め取り体外への排出を助ける食物繊維。

また、毎日の食事で食物繊維を意識しても、あまり便秘解消の効果が実感できない場合、腸内の善玉菌が少なく悪玉菌が優勢になっている可能性もあります。

そして、ヨーグルトなどの食べ物より善玉菌を増やす効率の良いオリゴ糖食品などバランス良く摂取して、腸内環境を整える出産後の便秘解消がオススメです。

出産後授乳中の便秘解消にオリゴ糖をオススメする1番の理由は、オリゴ糖そのものが母乳にも含まれる成分なので、母乳が作られるお母さんと飲む赤ちゃんに非常に相性が良いためです。

お母さんの便秘が解消されて母乳が良質になると、赤ちゃんに必要な栄養素の量も多くなって、母乳に含まれるオリゴ糖が赤ちゃんの善玉菌も増すことで、赤ちゃんの便秘予防にもなります。

また、授乳中は赤ちゃんへの影響などでサプリメント服用は厳禁と思われがちですが、母乳への影響が無く授乳中も服用できる便秘解消サプリメントもあるので、これらを利用するのも良いと思います。



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